5. ヒートショックを考えて商品を選ぶ(窓断熱で長生きする)
脳卒中や心筋梗塞の原因はヒートショック
入浴中やトイレに行くときなど、室内で亡くなる方は年々増えており、その原因がヒートショックであることが様々なところで言われています。
ヒートショックとは、急激な温度変化により体が受ける影響のことであり、リビング・浴室と脱衣室・トイレなど、温度差の大きいところを移動すると、体が温度変化にさらされ血圧が急変し、脳卒中や心筋梗塞などにつながるおそれがある。そうしたヒートショックの要因となる住環境のリスクを「暖差リスク」と呼び、特に冬は住宅内の温度差が大きくなるため注意が必要である。日本の入浴中の急死者数は諸外国に比べて高いとされ、その理由は浴室と脱衣室の温度差であるとされる。
(ウィキペディアより一部抜粋)
入浴中に亡くなるのは全国で年間約1万4000人と推測されていますが、原因の多くはヒートショックである可能性があります。浴室とトイレは家の北側にあることが多く、冬場の入浴では、暖かい居間から寒い風呂場へ移動するため、熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。寒いトイレでも似たようなことが起こりえます。血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながりかねません。ヒートショックの予防のため、脱衣所やトイレを暖めましょう。(日本医師会サイトより一部抜粋)
ヒートショックの要因は室内の温度差
冬場救急車が一番出動する時間帯は何時ぐらいだと思われますか?
これは救急車の運転手さんから実際にお聞きした話ですが「冬場一番出動頻度が高いのは、夕方5時、6時ぐらいですね。」とのことでした。
その夕方5時、6時という時間は、お年寄りの方の多くがお風呂に入られる時間だそうです。救急車が到着したお家では大概お年寄りが心筋梗塞で倒れられているそうです。
お風呂で倒れるのは、暖かい部屋からお風呂へ行く間の寒い廊下や脱衣場との温度差=ヒートショックが原因だと考えられます。
冬場の「朝起きた時、部屋が寒い!!」「お風呂が寒い!!」「廊下が寒い!!」は当たり前の日常と思われがちですが、身体のことを考えると本当は危険信号なのです。
やはり、ご家族の健康や命を考えると、リビング・ダイニングだけでなく家全体を20℃前後の温度に暖かく保っておくための全館断熱が必要ですね。
室内の温度差を減らすのに一番必要なのが窓の断熱
室内の温度差を減らすのに一番必要なのが、窓による断熱です。
冬の暖房時に熱の約5割が窓から逃げていきます。
暖房をしてもどんどん窓から熱が出て行ってしまいます。
暖房器具より、まず窓の断熱がキーポイントです。
「エアコンは足元が冷えるから」と床暖房やファンヒータ、ストーブを使用されている場合、もしかしてエアコンのせいではなくて、窓の断熱ができていないかもしれません。
きちんと断熱できている室内はエアコンだけで十分足元まで暖かくなるそうです。
さらに、夜中の寝室や廊下、浴室・トイレ、洗面所まで暖房器具が行き渡っていない住宅がまだまだ多くございます。
寒くない地域ほどその傾向は強いと思います。そんな時に室内の温度差を少なくするのに貢献するのが窓による断熱なのです。
窓の断熱をしっかりとすると、ヒートショックになりにくい、つまり脳卒中や心筋梗塞で倒れにくい『真の健康住宅』にできるということです。
しっかりと断熱できる窓ガラス・サッシは商品価格も高額になってきます。
でも、命に関わることには優先的にお金をかける必要がありますよね?良い窓商品を使うことで真の健康住宅が手に入るのです。
窓の断熱でヒートショックと無縁の『家族が長生きする家』をつくりませんか?